AIR-BOOST

AIR Safe,Smart and Easy Airbag Vest

安全で、軽く、着心地良く、動きを妨げず、既存のライディングウエアと一緒に着られ、より多くのライダーに使ってもらえること。これが、現在HYODがIn&motion社(フランス)とのパートナーシップで開発・製品化を進めている先進のエアバッグシステム“AIR-BOOST”だ。

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ベスト内のエアバッグが
0.06秒でエア充填
コントロールユニットの
優秀性も特徴だ

エアバッグシステムはMotoGPをはじめレースシーンですでに採用され、現在最も先進的なプロテクションシステムで、ライディングウエアの未来への大きな希望でもある。HYODで開発中のエアバッグシステムAIR-BOOST(エアブースト)はIn&motion社(フランス)とのパートナーシップで製品化を進めている。In&motionはMotoGPなどバイクだけでなくアルペンスキー(FIS=国際スキー連盟公認)、乗馬などでも実績を積んでいて、先進性アイディアに満ちた会社だ。

AIR-

背中のIn&boxが
センサーと頭脳

AIR-BOOSTは独立したベストタイプのエアバッグシステムだ。シェルのなかに、センサーとアルゴリズムを含んだシステムの頭脳“In&box”がある。センサーがライダーの動きを測定し、アルゴリズムがデータを分析する。転倒やアクシデント、バランスの崩れなどの異常な状況を検知して転倒が避けられない状況と判断すると、0.06秒以内にエアバッグクッション内にエアを充填し、ライダーが路面に叩きつけられる前に、膨張して保護準備する。エア充填によって衝撃を吸収・緩和するだけでなく、身体へ直接的な外傷を防ぐ役目も果たすのだ。

AIR-BOOSTはベスト、内部のエアバッグ、背中部分のハードシェル、そしてそこに装着されているセンサーとコントロールユニット(In&box)で構成されている。In&boxは自己判断する頭脳だ。このIn&boxの優秀さは、このエアバッグシステムの大きな特徴でもある。

BOOST

サーキットでもストリートでも
軽く着られる
安全なミドルレイヤー

すでにHYODでは契約ライダーが実戦で使用する(実際に転倒も経験)など開発テストを重ねている。 「レザースーツでも動きが妨げられない」、「違和感がない」、「転んでも痛くない」などとライダーたちの評価は高い。
AIR-BOOSTは安全なだけでなく、着心地も自重も軽く、一部のモデルを除く既存のレザースーツやジャケットの下にごく普通に着られることも特徴だ。プロトタイプを既存のHYODジャケットの下に着ると、ミドルレイヤーの普通のベストという感じで、違和感はないし、大袈裟な感じもない(もちろんヨロイではない)。そして一端膨らむと上半身がかなり広範囲に守られ、非常に安心感がある。普通に着られることはとても重要で、ある特定のトッププロライダー向けではなく、より多くの一般のライダーに使っていただけるようにすることが開発要件だ。
この安全性を日常でも使う。サーキットでもツーリングでも着てもらえてこそ意味がある。ライダーの身体を守ることはライディングウエアの重要役目で、ライディングウエアの進化は、この機能を高めるためだったともいえる。レザーや、そこに装備したプロテクターの素材、形状、配置の進化で安全性は飛躍的に上がってきた。 そして次がエアバッグシステムなのだ。まだ課題はあるが、近い将来お届けできる予定だ。

Circuit&Street